前述の通り、真面目に手を抜かないで仕事に取り組む工場であると思っています。
また、色々なことに挑戦し続けている会社でもありますね。
真面目に家具作りに取り組めば取り組む程、経験を積めば積む程、「こうすれば失敗はしない」、「こうすればおおむね納まる」、「この方法なら大きな問題は出ない」等々、作り手としては決して間違いではないのですが、新しい技術や考え方に手を出しにくい状態になることが多くあります。
そうなると、大きな失敗がない代わりに、大きな飛躍もない。という「閉塞感」に陥ることをなんとか防ぐために、自身を含め、職人さんには常に「もっといい方法がないのか」、「もっと効果的できれいに上がる方法はないのか」…と、「もっと、もっと」と言い続けてますね。
おかげでいろいろなことに挑戦はしてくれるのですが、逆に失敗もその数に比例して多くなる。
まあ、失敗もその中から学ぶべきことは多くありますので、無駄ではないと思うようにはしていますが、出来ればもう一歩踏み込んで、想像力を働かせて、しなくていい失敗は減らすようにしていきたいなぁ、と考えています。
|