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  回転椅子
 
  2009.12.24

 先日、回転椅子を製作しました。
 木でこういった椅子を作るのは初めてで、回転する金物も手に入れるのにちょっと苦労しました。テレビの下に置いて使うようなタイプは、人の動きに対しての強度が弱いので使えません。椅子用のは、回転部が一軸になっているために強いんです。最終的にはいいのが見つかりました。
 またお客様のベストな高さを決めるのに試作品を製作したり、いつもとは違う椅子の形状をしているので、自分たちの勉強の意味でも色々と学べた仕事でした。
 こういった仕事は難しいですし、やりがいもあるのですが、なによりも自分たちにとって今までにやったことがない仕事はとても楽しいですね。
この回転椅子をどうやって作っていったのか、今回はその流れを追っていこうと思います。  
   
これがお客様に提案し、了承していただいた図面です。画像がちょっと見にくいですが...。   高さと座り心地を確認してもらうのに作った試作品。ご家族の方それぞれのベストなものをこれで決めていきます。  
   
座面の板の下に、ベニヤの端切を敷いた簡単なものです。   ベニヤの端切を足したり引いたりで、微妙な高さを調節します。  
   
お客様がご確認後に製作開始。背板をRに抜く前に先に丸棒が入る穴を加工します。この方が穴の精度がいい為です。   帯のこで、Rに抜いていきます。ここでそこそこきれいに抜かないと、後の仕上げが面倒なことになってしまいます。  
 
ベルトサンダーで成形し、仕上げていきます。   座面の方の穴はボール盤で角度100度であけています。
 
丸棒を各場所の高さにカットして差し込みます。これで座面より上は、ほぼ完成です。   足の部材です。足の支柱には、サンメント(アメリカンチェリー材)を使いました。
 
回転部の金物です。椅子用の金物なので、テレビの下に置くものとは別物です。   組み合わせていって完成。塗装や座面を貼った完全な完成品はこちらをご覧になってください。
 
 
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