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  case19 「ろくろがなくても」
 
  2009.4.23

 左の写真のようなものは、普通は「木工ろくろ」といわれるものによって作られることが多いんですが、「ルーターマシン」で作ろうと今回は挑戦しました。
 「ない道具」をいかに「ある道具」で作るという発想は仕事ではとても大事です。結構そういう場面にも出くわすことも多く、応用力が試されます。
まあなんとかしないとどうにもならないともいうんですが......。 
さて今回も白神君に挑戦してもらいました。
 本人もこういうものが好きなので、自分から率先してやってくれました(普段もよろしく)。
 説明するよりも見てもらった方がわかると思うので、ごゆっくりご覧になってください。
ろくろを使わずこういうものを作ってみました。普段はこういうのは作らないので、楽しめたんじゃない?白神君?  
   
ルーターマシンで回転させて掘るために、何かの板に両面テープなどで固定します。   板の裏に穴があいていて、そこに軸を差し込み、回転させます。一気にいくと抵抗が強く危ないので、少しづつ。  
   
丸くなっていっているのがわかると思いますが、刃の形状を変えることで、違う形も作ることが可能です。   今度は外回りを掘っていきます。慎重に、慎重に.....。   
   
真剣な表情です。やっている人は結構コワいんですよ。破片とかとんできそうで...。   ここまでくるとあと少しです。最後の最後で失敗しないように。  
 
くりぬいた部材の木口を、ベルトサンダーなどで仕上げていきます。最後は仕上げサンダーで仕上げます。   角をトリマーで丸くしていき、ペーパーを当てて綺麗にならします。
 
形になりました。このぐらいのものならろくろがなくても何とかなるものです。長いものや底が深いとだめですが...。   塗装をして完成。結構良いものが出来ました。仕事に直接結びつかないかもしれませんが、良い勉強にはなったと思います。
 
 
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