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  case20 「不思議な道具」
 
 

2009.5.24

 今回はちょっと変わった道具、「インビス」についてご紹介しようと思っています。
 これはドライバーなどでビスをまわすのではなく、なんと「磁力の力」でダボをまわして固定する道具なのです。
 不思議でしょう?ただ残念なことにあまり出番がありません。
 その主な原因は多分加工するまでの工程が面倒なことにあるような気がします。それとこれだけでは強度があまりありませんので、ボンドなどを使わなくてはいけません。そうなると従来の方法(ビスケットジョイント等)でもよくなってしまうのです。
 何か他にいい使い方がないか模索中なのですが.....。
 それにしてもこの「インビス」みたいに木工道具もドラえもんの道具みたいにもっともっと進化していってほしいですね。
 

これがインビス。左が磁界を発生さてインビス用のダボを回転させる道具。インパクトドライバーみたいなもんですね。  
   
これがインビス用のダボ。白い方の中に磁力をまとった回転するパーツが入っています。それでもう一方を寄せるんです。   木口のセンターを出しつつ穴もあけるための治具です。ただし際になると使えないのが難点。  
   
ここの穴にダボを埋め込みます。   これは二つ使った例。ひとつでは材料をまわすと緩んでしまうので、通常は二つ以上が多いですね。  
   
ダボを埋め込んだ状態。位置がずれると、きれいに組み合わないので慎重にやらなくてはなりません。   平面等に穴を開けるための治具です。これも位置関係を間違わずしっかり開けないと、うまくいきません。  
 
組み合わせる材に、ダボがセットされた状態。ここからがちょっと不思議な工程です。   インビスの本体を使って、磁界を発生させ磁力の力でダボを回転させつつ寄せていきます。
     
完成です。逆回転も可能なので、外すことも出来ます。    
 
 
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