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2009.7.28

 先日、ちょっといつもと違う形の引出しを作りました。
 写真の通り、口板は角度がつき、引出し本体の前板の部分もちょっと違うのがおわかりになるでしょうか?
 また口板は本来つまみの仕様ですが、角度付きの口板の為、作り方を検討するのに一枚試作しています。
 それによりつまみから手じゃくりに変更をし、その部分も表面材と同じ無垢材をベニヤとの間に入れるという細かい仕事もやっています。
 このように引出しの場合、実際には図面にこのような細かい指示は書かれていないので職人が一番ベストな方法を導き出さなくてはなりません。
 職人の力量が問われるところですね。

ちょっとだけ変わっているでしょう?今回はこれについてご紹介します。  
   
手じゃくり部分を表面材と同じにするために、同じ無垢材を貼付 けています。   目違いを払い、ベニヤを練りつけカットしたところ。  
   
正確な角度を知るために原寸を書き、その角度を測っています。   その角度がわかったところで横切りの刃の角度を設定していきます。  
   
カットをし組上げたところ。   角度の部分はこんな風になりました。まだ見附テープは貼っていません。  
 
見附テープを貼り、手じゃくり加工をしました。   手じゃくりのアップ。トリマーで加工するのですが、気を使います.....。
   
箱本体にセットしたところ。口板のワイド寸法は、実際の箱の寸法を確認しながらカットしました。   でっぱり部分が完全スライドさせても引\出しきらなく使い勝手が悪いため、通常よりも長いレールを使用しています。
 
 
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