閉じる  
オーダー家具のインターロックロゴ 技術を楽しもう
前のページ 次のページ
 
 
 
  case15 「メラミンを曲げる」
 
  2008.12.21

 先日、左記のパーテーションでお客様が驚かれていました。そのお客様(お施主様)はもっと角張った曲線になると思っていたらしいのです。
 大きなRの場合は、メラミンの厚みならゴムのりだけで十分曲がり、剥がれてこないのですが、小さいRの場合はヒートガンやアイロン等で温めたり、メラミンの内側をベルトサンダー等で薄く削ったりなどの加工をしないとうまくいきません。
 今回はヒートガンを使ってのご紹介ですが、これが一番やりやすいと思われます。ただこれもあわてて曲げていくと、クラックが入ってしまったりするので、結構手間がかかるんです。メラミンによっても当然やりやすいもの、やりにくいものがあります。
 お客様で「こんなR(曲線)の家具って出来るの?」という疑問がお持ちなら一度ご相談下さい。
これは納めさせていただいたパーテーションです。端が曲がっているのがおわかりでしょうか?この技術をご紹介いたします。  
   
白神君の自宅の傘立てを作るらしいのですが...。まあどんなものになるかは置いといて、これらでやっていきます。   まずは曲げる下地とメラミンにゴムのりを塗り、ヒートガンでメラミンを温めながら曲げていきます。  
   
少しずつ少しずつ曲げていきます。熱いので、軍手をしているのがおわかりでしょうか?   曲がりにくいところは、クランプ等で押さえながらやっていきます。Rのきついところではメラミンが割れないように慎重に。  
   
だいぶ形に沿ってきました。結構時間がかかるので、集中力を持続させなくてはなりません。手も熱いですし....。   あと少し。ここであわてるとパリッとクラックが入る事も。そうなるとまた一からやり直しですので.......。  
 
まげの部分は終わりました。後は出ているところをトリマーや鉋などでとっていき、仕上げていきます。   曲げ方をおわかりいただけたでしょうか?後これは上部に傘をさす穴をあけて完成らしいです。それはうまくいくのでしょうか.....。
 
 
  前のページ 次のページ  
閉じる